夏季休暇の旅行は奇数年の時には北海道への旅行に出掛けている事が多いのですが、今年、2025年は奇数年であると言う事で旅行に出掛ける為の予算を組む事は出来ました。
往路と復路の航空券の料金の面で丁度良かったのが2025年8月13日から8月16日まででしたので日程の面では3泊4日の旅程の内容になりましたが、定期観光バスのツアーとしては北海道への旅行としては王道であろうファーム富田・四季彩の丘・青い池コースを選んでファーム富田や四季彩の丘や青い池と言った観光スポットを巡る内容にしました。公共交通機関で巡る事が難しい場所にも出掛ける形の物になりましたが、今回の旅行でも観光を重視した内容の物で旅程を組む事にしました。
3泊4日での1年に1度出掛けるかどうかの規模の大きな旅行になりましたがその行程の一つとして幸福の黄色いハンカチ想い出ひろばの幸福を希うやかたを見物をしたと言う事でその事を書かせて頂こうと思います。今回の旅行は夫との旅行ですが、レンタカーなしでの旅行ですので参考になればと言う思いがあります。
前回の記事はこちらになります。
fuuga-no-esugata.hatenablog.com
- 観光スポットの概要
- 黄色いハンカチを意識しての装飾で彩られています
- 辺り一面が黄色い空間になっています
- デッサンの作品も展示されています
- 黄色の色画用紙の装飾の広間から移動すると
- 幸福の黄色いハンカチのあらすじが紹介されています
- 一部の場面はパネルで再現されています
観光スポットの概要
スポット名:幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば
住所:北海道夕張市日吉5番地1
訪問日:2015年8月13日
時間:15:15→16:15
入場料金:550円(不課税(※夕張市石炭博物館の半券を所持している場合は割引あり))
黄色いハンカチを意識しての装飾で彩られています

幸福の黄色いハンカチの五軒長屋と黄色いハンカチがたなびいている鯉のぼりの竿の広場を一通り見てからは、五軒長屋の入口から内部に入る事にしました。五軒長屋の正式な名前は幸福を希うやかたとなっていて、黄色いハンカチを意識した装飾がこの場所からでも少しだけ見えて来ました。良く見ると内扉に黄色の色画用紙が貼られていて、そのような装飾のある建物であると言うのが分かって来ると言いますかそのような感じです。
辺り一面が黄色い空間になっています

幸福を希うやかたの内部に入ると一面が黄色いハンカチを意識した黄色の色画用紙で飾られている空間が現れます。黄色の色画用紙は私が想像していた通りに黄色いハンカチを意識しての物になっていて、「幸福の黄色いハンカチ」の映画のファンの方が来られて映画に対しての思い入れを書いて壁面に画鋲で貼り付けていく形になっています。
黄色いハンカチを意識した色画用紙は天井にもびっしりと

こちらの幸福の黄色いハンカチ想い出ひろばの幸福を希うやかたに来られた観光客の方が、黄色の色画用紙に思い思いのメッセージを書いて壁面や柱に画鋲で貼り付けて行きますが、天井がそこまで高くないのか天井に手が届く方は天井にも黄色の色画用紙を貼り付けてられていて、天井も写真映えのする黄色の色画用紙が飾られた立体的な空間になっています。黄色の視認性の高さと光の入り方が相まって見た目としても良いです。

壁面は角がある所もあってそれにも合わせられるように黄色の色画用紙が貼り付けられています。休憩用の席を兼ねたソファーは臙脂色ですが、黄色と臙脂色との色の合わせ方も意外にも合っています。平安装束でも唐衣と表着の組み合わせで蘇芳色と山吹色の組み合わせの物もあると思いますが、その美意識にも通じているのかなとも個人的にはそのように感じました。
色画用紙には個人情報が書かれている物もあります

黄色の色画用紙には「幸福の黄色いハンカチ」に対しての思い入れのメッセージも書かれていますが、その色画用紙を良く見ていると住所や名前と言った個人情報のような物が書かれている物もありました。神社で言う所の絵馬の氏名欄のような物に近いのですが、近付いて個人情報が写り込んだ状態で撮影するのは問題があるのかなと思って、個々の文字が見えない程度の距離を取っての撮影をしています。
広角で撮影をする分には問題はないです

先述に少しだけ取り上げましたが、映画に対しての思い入れが書かれた色画用紙で個人情報が含まれていると言う事を書きましたが、文字が見えない程度に距離を空けて広角で撮影をする分には特に問題はありません。文字が見える程度にまで近付いて撮影をするには問題がありますが、普通に壁面を撮影する程度であれば大丈夫です。
色画用紙を貼り付ける側で言えば、居住地や氏名等の個人情報を書かなければ良いだけに気にされる方は思い入れのメッセージを書く時にその事を頭の片隅に入れていたら問題はありません。一般常識をわきまえた行動をしていたら、特に何が起こる形でもありませんので特別に意識する事はないと思います。黄色の色画用紙で装飾された空間は見ていて芸術性があって写真映えもしていてこれを見るだけでも価値があります。
デッサンの作品も展示されています

黄色の色画用紙とペン、画鋲が置かれている机がありましたが、「幸福の黄色いハンカチ」の主演俳優の高倉健のメモリアルコーナーになっていました。黄色く彩られた額縁に高倉健の顔を描かれたデッサンの作品も展示されていました。デッサン、私も美大の受験勉強の時に頑張りましたがデッサンだけが苦手でした。デッサンの模写力がもっと強ければ、実際に入学した大学よりも上の大学に入学出来ていたのであろうかなと思うとこの点が惜しかったです。
黄色の色画用紙の装飾の広間から移動すると

黄色いハンカチを意識された装飾がされた広間から展示室に移動しましたが、その展示室から広間に向けて撮影をするとこのような写りになります。黄色いハンカチに見立てた黄色の色画用紙の量が半端なくある形でしょうか。実際の夕張市の人口よりも多くの方が来られて黄色の色画用紙に思い入れのメッセージを書いて飾られたのかなと思うと観光資源としての力は強いのかなと思いました。
幸福の黄色いハンカチのあらすじが紹介されています

展示室に移動すると「幸福の黄色いハンカチ」のあらすじが紹介されているパネルの展示がありました。私はDVDで「幸福の黄色いハンカチ」の映画を見ましたが、こう言ったあらすじのパネルが置かれていると映画を見ていない方にも分かりやすく説明されていて印象として良いです。現在はDVDで見る事が出来るだけにこちらの観光スポットに来られたのであれば映画を見た方が良いと思います。

「幸福の黄色いハンカチ」の映画の舞台は北海道の色々な場所が使われていますが、北海道の地理感や距離感がこれである程度は掴めるのかなと思います。北海道に行かれた事がない方は北海道の街と街の距離感が掴みにくいですが、例に挙げると札幌駅と小樽駅までの距離が東京駅から大宮駅のような距離感になっています。釧路から網走も距離感としてはかなり長いですが、本州で例える物が思い浮かばない所があります。

映画で取り上げられている網走の街並みは1980年前後の物になっています。映画を見た方なら分かりますが、現在の網走の街並みと比較にならない位に活気に満ち溢れていて人口密度も高く、鉄道網も豊かな物になっています。建物が古い、設備が古いとは言え活気に溢れている街並みや文化の豊かさの面では令和時代の現在には無くなってしまった物も色々あるのかなと思いました。
映画では北海道の色々な街並みが取り上げられています

現在の北海道の街並みと単純比較する事は出来ませんが、「幸福の黄色いハンカチ」では釧路、網走、阿寒湖、帯広、新得と言った北海道の地方の街が登場して来ます。鉄道駅がある街に関しては令和時代の現代の駅舎とは異なる建物である場合が多いですので、昭和時代の北海道の街並みを知るには良い資料的な価値の高い映画になっているのかなと思いました。

「幸福の黄色いハンカチ」では終盤では夕張の街並みの場面も登場しますが、令和時代の夕張市の風景とは違っていて、活気の溢れた夕張の街並みが紹介されています。現在では農業以外の産業はほぼ衰退していますが、映画が制作された当時では石炭産業から観光産業に転換する直前の時代の夕張の街並みが描かれていて、映画の世界の中では産業が発展していた昭和時代後期の夕張市の風景を見る事が可能です。

「幸福の黄色いハンカチ」では最後に夕張の炭鉱住宅が見られますが、北海道の色々な場所を巡って最終的に夕張に到着して映画が終幕するのですが、最後の場面や回想場面で登場するのが夕張の炭鉱住宅になります。鯉のぼりの竿も黄色いハンカチの装飾が付けられている場面がありますが、黄色いハンカチの装飾の芸術性の高さが印象に残った形になっています。登場人物の服装も1980年頃の一般層の方の物になっていて、バブル時代で派手になる以前の良い意味で地味で古いファッションになっています。
一部の場面はパネルで再現されています

こちらの幸せを希うやかたは映画の作品の紹介や資料も展示されていますが、撮影は自由に出来るようになっています。写真入りのパネルも撮影が可能ですが、映画の最後の場面の写真もパネルで紹介されていましたのでそれの撮影もする事にしました。炭鉱住宅の五軒長屋に関しては低い位置から撮影をすると映画の場面のような画になると思った形でしょうか。
立っている状態で撮影をするとカメラの高さが違っていたので、この点では写真の画作りも重要になるのかなと思いました。五軒長屋と鯉のぼりの竿が再現されていただけに視点を変えて撮影すれば良かったのかなと思うとその点が心残りでした。
幸福の黄色いハンカチ想い出ひろばの記事も後半に入る事になりますが、次回の記事では「幸せの黄色いハンカチ」で登場した車と夕張の炭鉱住宅が再現されている空間を紹介して行きたいと思います。私が建築物好きであると言う事で昭和時代の住宅や生活風景を見る事に対しても興味を持っています。
次回の記事はこちらになります。
最後までお読み頂き有り難うございます。
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