2014年11月14日、黒田装束店さんでの斎王代風の小忌衣付きの十二単の衣装体験が終わった後に、店長様のご厚意で小忌衣を脱いだ状態での通常の十二単姿の写真の撮影もして頂けると言う事で斎王代風の小忌衣付きの十二単の衣装体験に引き続けられる形で十二単の衣装体験をする形になりました。
衣装体験の概要
体験日:2014年11月14日
時間:15時から15時30分
黒田装束店さんの十二単
体験料金:14000円(税込・斎王代風の小忌衣付きの十二単の料金に含む)
上かつら追加料金:13000円(税込・斎王代風の小忌衣付きの十二単の料金に含む)
メイク追加料金:5000円(税込・斎王代風の小忌衣付きの十二単の料金に含む)
几帳(大)追加料金:5000円(税込・斎王代風の小忌衣付きの十二単の料金に含む)
衣装の内容について
平安時代の女性の正装としての十二単姿。
小袖:白色
袴:濃色の長袴
単:深緑色
五衣:紅葉襲ね
打衣:赤色
表着:朱鷺色
唐衣:萌黄色
裳:白色(絵柄付き)
裳の小腰:紫色の段染め
実際に衣装を着付けられて
2014年11月14日、黒田装束店さんでの衣装体験になりますが、斎王代風の小忌衣付きの十二単の衣装体験に続く形で十二単の衣装体験をする事に関しては体験している時間の枠に余裕がある時のみ対応されていると言う事で、この時には斎王代風の十二単の衣装体験が終わった後の時間としては比較的余裕がある状態ではありました。
時間の枠としては午前の場合が9時から12時、午後の場合は13時から16時までとなっていて、この時は午後に訪問をしたと言う事で16時までに終了出来るのであればその時間内であるのなら対応して頂くのは可能であると店長様が言っておられました。

その事もあっての通常の十二単の衣装体験が開始される事になりました。 衣紋者を兼ねている店長様と女将様に小忌衣を丁寧に脱がせて頂いて小忌衣が畳まれてから十二単の衣紋が直されて十二単姿としては仕上がって行きました。
小忌衣は脱がせて頂きましたが、羽衣のような軽い生地で作られていて他所の店舗では見られないような作りになっていたと言う事で改めて小忌衣の生地の精好の素材感を見せて頂く形になりました。

通常の十二単の姿になると言う事で店長様と女将様に小忌衣を脱がせて頂いてから衣紋が整えられての完成になります。 十二単姿になると唐衣の色目が表に綺麗に出て来て、斎王代風の小忌衣付きの十二単姿の時に比べるとかなり違った雰囲気に仕上がって来ます。
朱鷺色の表着に萌黄色の唐衣を合わせていますがこの色合わせも今までに体験した事のない物になっていて、2014年11月までの時点でも何度も着ている十二単なのにこの場になって改めて十二単を着付けられているのかなと感じました。 萌黄色の唐衣と朱鷺色の表着が表に出て来ますが、豪華且つ上品な雰囲気に上がっています。

小忌衣を着ている状態の場合では清楚な印象が強く感じさせられますが、唐衣が表に出て来ると豪華さの出ている十二単姿に仕上がって来ました。 小忌衣を着ている状態ではまだ大人になる前の若年の女性の雰囲気ですが、小忌衣を脱ぐと大人の女性として成長したような雰囲気を感じさせられました。
でも平安時代の成人の年齢は18歳とか20歳ではないので成人と言っても現在よりは若い設定であるのかなと思いましたね。 それも考慮してなのか濃色の長袴の十二単の姿は12歳から15歳位の設定であるのかなと感じさせられました。

希望していた物としては朱鷺色の表着がありましたが朱鷺色の表着の存在感が優しい雰囲気が出ていて、重厚でありながらも上品な物になっていて実際に店長様に見せて頂いて良かったと改めて感じました。
深緑色の単に紅葉襲ねの五衣、赤色の打衣に朱鷺色の表着、萌黄色の唐衣と色々な色が重なり合っていますが、全体的に落ち着いて上品に纏まるような雰囲気に仕上がっていました。 意外にも体験用の十二単の唐衣としては萌黄色の物は珍しいのでこの時に体験をして本当に良かったです。

五衣は紅葉襲ねになっていて、着付け方としては最初にだんだん前の形で表着まで着付けられてから、共合わせの着付け方に整えられてから仕上げて頂けます。 五衣の襲ね色目は訪問した季節で変えられていて秋は紅葉襲ねの物が用意されています。
この時は秋の時期での訪問でしたが、夏の時期の訪問の場合は紅梅の匂い襲ねになりますので季節ごとに違う物が用意されています。 単は後年になって訪問した時には萌黄色の物もあったと言う事で赤色と深緑色と萌黄色の3枚が置かれている事が分かった形になります。

かつらは釵子と日蔭の糸の付いている物を選びましたが、豪華な雰囲気が出て見た目としてもかなり良い感じに仕上がりました。 黒田装束店さんでの十二単の衣装体験の場合は釵子付きのかつらを良く使わせて頂いている感じがします。 髪の毛の長さもそうなのですが釵子が付いていると見た目が豪華ですのでこの点が良いですね。
檜扇は平安時代式の房紐の地味な物が用意されましたが上品な絵が描かれている檜扇になっています。 斎王代風の十二単が着付けられた時から小忌衣を脱がせて頂いて、十二単姿としての衣紋が再度整えられてからは小道具として用意された檜扇を使って色々な構図で撮影をして頂きました。
衣装の組み合わせのお勧めは

黒田装束店さんでの十二単の衣装体験の場合は特に仕様を希望していない場合は店長様が予め2種類の単と表着と唐衣が用意されてそれらの中から選ぶ事になります。
表着でお勧めなのはこちらの衣装体験でも登場している朱鷺色の物と蘇芳色の物でしょうか、どちらも他の店舗では余り見られない色目であると言う事で希少価値の面では高い物になっています。
表着は萌黄色と朱鷺色と山吹色と今回選んだ蘇芳色の物は確認出来ましたが、こちらの記事を再編集している2025年の現在ではまた新たに制作されたと言う話も聞いていてそれも気になっていたりします。

十二単の衣装体験の場合は通常は長袴の色も選べるようになっていますが、この時は斎王代の設定でしたので未婚女性の設定である濃色の長袴のみ選べるようになっていました。 黒田装束店さんでの十二単の衣装体験の場合は緋色の長袴もありますが、それも色の出方と言い仕立ての良さと言い本当に良い物になっています。 濃色の長袴、長袴の色が選べる場合は娘感が出ていて若々しさのある濃色の長袴を選んでしまいます。
唐衣も3着存在していますが、この時には萌黄色の唐衣と赤色の唐衣が用意されました。 もう1着はと言われると薄紫色の唐衣になりますが表着を指定していない場合では店長様の感性でそれが用意される場合もあります。
唐衣でお勧めなのは他所の店舗では余り見られない薄紫色の物でしょうか。 どの表着とも相性が良いのですが、全体的に大人っぽく見えると言う意味では薄紫色の唐衣を含めた組み合わせが良いのかなと思いました。
メイクの設定

最初に下着姿に着替えてからは女将様にメイクをして頂きましたが、メイクの詳細の仕様の希望は特に言わずに女将様にお任せする形になりました。 メイクとしては白塗りになりますが、鬢漬け油を引いての白塗りではなく時代行列系の祭の姫役や奥方役のメイクで良く見られるスティックファンデーションで仕上げられました。
メイク用品の撮影は禁止されていましたので実際に見て覚えるような形になりましたが、舞台用のコスメで有名な三善のスティックファンデーションや液体のおしろいが用意されていました。

メイクは女将様にして頂けますが、良くある舞台用のドーランベースのメイクになります。 希望をしたら平安時代の成人女性風の殿上眉のメイクもして頂けるのですが、私の場合はそれが似合わないので通常の眉毛の設定でメイクをして頂きました。 眉毛の形が現代的と言いますか若年層の設定での衣装体験をしたいのか、他の店舗での衣装体験の場合を含めても通常の眉毛の設定で描いて頂いている状態です。
ただ、2014年の当時では眉毛の太さとしては細い眉毛が流行していたのか近年になって体験した時の写真と比較したら眉毛は細くなっているのかなと言う印象がありました。
かつらは釵子の有無で2種類ありましたが、釵子のある上かつらを選ばせて頂きました。 追加料金がそれなりに掛かりますが釵子があると日陰の糸も用意されるので斎王代の世界観を出すにはその方が向いているのではと思いました。
小道具の設定

小道具は史実とかけ離れていない物であれば持参は可能ですが、この当時はその事を知らなかったので特に小道具類の持参はしませんでした。 衣装の持具として用意されている檜扇を小道具として使わせて頂く形になっています。
檜扇は平安時代を意識してなのか房の飾りの無い物が用意されました。 房の飾りの無い檜扇が用意される場所と言う意味では他には時代やさんや学術施設ではありますがいつきのみや歴史体験館さんがありますが、後者の場合は黒田装束店さんの物が使われていると言う事でほぼ同じ設定の檜扇が用意されているのかなと感じさせられました。
自由撮影

着付けが完成すると手持ちのデジカメで店長様に撮影して頂けます。 最初は立ちでの構図を檜扇の構え方を変えながら30枚程度撮影して頂いてから座りでの構図での撮影もして頂く事になりました。
基本的には手持ちのデジカメでの撮影の対応になりますので画質の良いデジカメを持参される事をお勧めします。 近年ではスマートフォンのカメラ機能の画質が良くなっているのでデジカメを所持されていない場合はスマートフォンでの撮影で対応して頂く形でしょうか。
2014年の当時ではスマートフォンのカメラ機能の画質が悪かったと言う事でこの時にはデジカメで撮影をして頂く形になりました。 こちらの記事を再編集している2025年の現在であるのならスマートフォンの画質もかなり良くなっていますのでそれで撮影して頂く方が短時間で多くの枚数の写真を得る事が可能になっています。

立ちでの構図と座りでの構図を両方合わせた撮影枚数としては約50枚になりました。 座りでの構図では小道具としては貸し出された檜扇を使用しましたが、平安時代の貴族の女性の晴れ姿としての十二単姿の写真を満足に残す事が出来ました。
斎王代の設定とは異なって通常の十二単姿になると言う事で唐衣の色も直接的に見えて来ますが、唐衣の萌黄色と表着の朱鷺色が本当に華やか且つ上品な色目に仕上がっているのでデジカメに収められた写真を見て予約が取りにくい店舗であるとは言え、訪問日や時間を調整してまでも行く事が出来たので収穫の高い物になりました。

実際に体験した時期が9月と重陽の節句の時期と近かったと言う事で月設定に合わせようと思うと菊の造花になると思います。 この時には造花系の小道具は持参していませんでしたが花を愛でている平安貴族と言う感じでは雰囲気を出そうと思うと季節の造花を持参したいと感じるようになりました。
写真の構図を変えると言う意味でも何らかの小道具を持参していた方が良かったですね。 本当に造花系の小道具でも持参していたら良かったのにと思うとその点が惜しかった事でもあり次回の訪問時の課題を残す事になりました。
立ちでの構図でも座りでの構図も十分な位に撮影して頂いて撮れ高としては約50枚ですが満足の行く衣装体験になりました。 衣装の良さが良い意味で京都品質の物であるのかなと感じさせられた内容になっています。
まとめ

黒田装束店さんでの十二単の衣装体験としては2回目の物になりましたが、至福の時間を過ごす事が出来ました。 一部の衣装体験以外では小道具の持参が可能で小道具を持参していなかったと言う事での思い残しがありましたが、この場で十二単の衣装体験を再度する事が出来て大満足の内容になって充実した時間を過ごす事が出来ました。
十二単の表着の色としては可愛い感じの色目の設定である朱鷺色の表着を選びましたが、流石は装束専門店である黒田装束店さんの仕立てでしょうか着付けの面でも良い物が体験出来て、髪型も豪華なかつらの設定を選ばせて頂いてメイクもして頂いての至れり尽くせりの衣装体験になりました。
今回は特に小道具を持参していなかったと言う事で貸し出された檜扇を持っての撮影になりましたが、十二単であれば平安時代に存在していたであろう物であるのなら持参する事が出来ていたと言う事で造花系の小道具か楽器系の小道具の持参をしていたら良かったのかなと思いました。
こちらの衣装体験の前に体験した斎王代風の十二単のの衣装に合わせてではありませんが神事に絡めてと言う事では神楽鈴のような小道具も良いのかもしれませんが後年になって黒田装束店さんで浦安の舞装束の衣装体験をした際には鉾鈴が小道具として用意されただけに鈴系の小道具であれば問題は無いのかなと感じました。
この後は黒田装束店さんの店長様の御厚意でさらに唐衣と裳を脱がせて頂いての重ね袿姿での撮影もして頂く事になりましたが、その衣装体験の内容に関しては別の記事で書かせて頂こうと思います。