風雅乃絵姿~時代衣装変身体験と女一人旅~

時代衣装、平安装束の変身体験の魅力と女一人旅の魅力を紹介しています。

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小野市立好古館さんにて文官束帯の衣装体験をする事に。(2017年1月14日)

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2017年1月14日、兵庫県小野市にある小野市立好古館さんに行って文官束帯の衣装体験をしてまいりました。 こちらの衣装体験に関しては時代行列を趣味を通じて繋がった友人の方に存在を教えて頂きましたが、小野市立好古館が大阪や京都と言った近畿地方の主要な街からでは遠い場所で神戸で前泊しなければ行くのは難しい状態の場所でした。

衣装体験の概要

体験日:2017年1月14日

時間:10時から10時45分

小野市立好古館さんの文官束帯

入場料金:200円(不課税)

体験料金:無料

衣装の内容について

平安時代の男性の文官の正装を設定しての束帯姿。

頭飾り:冠(垂纓)

小袖:白色

下袴:緋色の切袴

単:緋色

上袴:白色

下襲:白色

袍:黒色

その他の装身具として魚帯、平緒、石帯、太刀、笏

実際に衣装を着付けられて

2017年1月14日、兵庫県小野市にある小野市立好古館さんに訪問する事になりましたが、こちらの衣装体験の情報を教えて頂いたのは2013年になります。 それから時間が流れて関東地方に引っ越して、そう言えば小野市立好古館さんの平安装束の衣装体験にはまだ行っていなかったようなと感じてやはり気になると言う事で2016年の秋頃に小野市立好古館さんに電話して衣装体験の開催時期を教えて頂きました。

衣装体験の開催時期としては例年、1月と3月で申し込みの枠としては1枠45分の扱いではありましたが、2017年1月の衣装体験の時に幸運にも休みを確保する事が出来ましたので申し込みをする事になって、私が関東地方と言う事で遠方に住んでいるのがあって2枠分の90分の時間で対応して頂く事になりました。 それで衣装体験の前日に神戸市内の宿泊施設に宿泊して列車で1時間掛けて小野市立好古館さんに行く事にしました。

現地に到着すると展示室とは別の研修室のような場所に衣装体験の会場が作られていて、その場に文官束帯と十二単が置かれてありました。 十二単は本来は2着分あるのですが、この時は1着が修繕中であると言う事であった関係でしょうか、それで希望者の数が通常の時期に比べると少なかったのではと感じさせられました。

時間が2枠分で90分あると言う事で、十二単と文官束帯と両方を体験する事が可能でしたが、メイクの都合もあって先に男装である文官束帯を着付けて頂く事になりました。

着付けの途中での写真はありませんが、前と後ろにボランティアスタッフの方が付いてのきちんとした着付けになっています。 文官束帯は本格的な物になっていて、最初に白小袖が着付けられてから冠と下袴が着付けられて、その後、単が着付けられてから上袴を着付けて頂く形になっています。

その後は下襲と裾が着付けられて、袍が着付けられてからはお腹周りの衣紋を整えて頂いてから帯が結ばれて行って石帯が結ばれて魚帯が付けられて、平緒が結ばれて太刀が付けられて浅沓を履かせて頂いて着付けとしては完成する形になりました。

平緒はイベント用の文官束帯であると言う事で本式の物では無く織物で作られている物でしたが、平緒と太刀や魚帯まで付けられていると言う事では本式の設定の物にかなり近い状態になっています。

男性用の平安装束ではありますが、衣装の形式としては文官束帯になります。 束帯、文官束帯でと言う事では2016年7月に衣紋道雅ゆきさんで体験した夏物の文官束帯に続いて2度目でありますが冬物の文官束帯でと言う事では初めての体験になります。

女性の正装である十二単は何度も体験していますが、男性の正装である束帯は体験の回数は少ないだけに資料的な価値の面でも良い物になりました。

素材の面では化繊のイベント用の物であるかなとは思いましたが、それでも見た目としてはしっかりしていて撮影の用途で着付けて頂くには十分過ぎる位の内容になっています。 手入れがきちんとされているのか生地の状態が良くて重厚な作りになっていて、裾やお腹周りの作りもきちんとしていて、袖も綺麗に着付けられているのを見てボランティアスタッフの方の教育もきちんと出来ているのかなと感じさせられました。

十二単の場合は店舗系の場所でも複数存在していて競争されている事もあって極端に体験料金が高い事は無いのですが、束帯の場合は店舗系の場所でも体験料金が高いだけにメイクの設定が無いとは言えこちらの衣装体験が小野市立好古館の入場料金のみで体験出来たと言う事で費用対効果の面ではとても良い衣装体験になりました。 最後にボランティアスタッフの方に笏が用意されて撮影が開始されて行きました。

メイクの設定

こちらの学術施設の場合はメイクはセルフメイクの形で予めメイクする形になっていますので当日の朝に滞在していた宿泊施設で予めメイクをして訪問した形でしょうか。 体験の直前にベージュの男装メイク用の口紅を付けてのメイクの完成になりました。

ファンデーションのメイクで、アイシャドウやアイブロウも適度に付けての仕上げとしては口紅を付けて完成になります。 メイクが付いていると便利ですが、元々が学術施設ですので、この点は店舗系の場所のようにメイクやヘアセットまでお願い出来るような物ではないですね。

髪型は簡単な形で結い上げた物になっています。 自力でしようと思っていましたがボランティアスタッフの方のご厚意で簡単に総髪風に手早く結い上げて頂きました。 細かい部分での仕上がりはかつらとは異なって完璧ではありませんが、短時間で結い上げて頂いて雰囲気だけでは十分に男装に相応しい内容になっています。

メイクをして付け毛を付けてからは着付けになりましたが、男装の場合はウィッグや付け毛の概念がない所が気軽に体験出来るので良いですね。 この時には十二単の衣装体験もしましたのでハーフウィッグを持参しましたが、まずはウィッグの概念のない男装の設定である束帯の衣装体験からして頂く事になってこの点ではボランティアスタッフの方に手際良くして頂いたたのではと思っています。

小道具の設定

小道具として用意された物は持具になっている笏になります。 私自身で持参した小道具は椿の造花と琵琶とその他の小道具になりましたが、撮影時間の事を考慮したら小道具の数は絞り込んだ方が良いのかもしれません。 椿の造花は冬の時期を意識しての物でしたが、体験をした1月の時期には丁度良い物になりました。 男性の衣装の場合は小道具を選ぶと言いますか使い方が難しいですね。

椿の造花を持参していたと言う事でそれを使った構図の写真も指導して頂けましたので造花系の小道具であるのなら史実とかけ離れていない範囲で持参は可能になっているようでした。

平安時代の貴族の男性であると言う事で弦楽器系の小道具として琵琶も持参しました。 流石に嵩張る小道具であったのか持ち運びの面では課題のある物であるのかなと感じさせられました。 小野市立好古館さんまで良く持って行ったのかなとも思うとその当時は体力があったと感じさせられました。

自由撮影

自由撮影では約10分の時間で連れの人に撮影して頂く形式になっていますが、おひとり様で訪問をした私の場合はボランティアスタッフの方に撮影をして頂く事になりました。 ボランティアスタッフの方の撮影ですので画角が甘い所が出ていましたが、私が目瞑りしている物以外では後年になって画角と明るさを補整する事になりました。 明るさは補整していますがこの点は安価で体験出来る学術施設系の平安装束の衣装体験だからでしょうか照度の面が良くなると個人的には嬉しいです。

自由撮影では立ち姿での構図と座りでの構図と両方撮影して頂きました。 変身店や装束専門店の本格的な平安装束の衣装体験と異なっていて、資料を残す事に対しての意義があるからでしょうか、基本的な立ちでの構図と座りでの構図は適度に残す事が可能になっています。

背景の設えの良さや写真の完成度を求めるのであれば変身店や装束専門店、単純の平安装束を着てみたいと思うのであれば学術施設系でしょうか。 背景は金屏風でしたが正月らしさの出ている雰囲気の飾り付けがされていました。

強いて言えば男装に合う小道具をもっと持参していた方が写真の完成度としては良くなっていたでしょうか。 手に持つ物としては笏か持参して来た椿の造花と琵琶でしたのでその点が惜しかったと言えば惜しかったです。 2025年の現在の私であれば男装に合った設定の小道具を何か持参している事があったのかと思うと2017年当時では撮影の構図を作る面での技術の物足りなさを感じさせられました。

写真はボランティアスタッフの方の撮影でしたが、撮れ高としては目瞑りを除くと30枚前後の枚数になっていました。 撮影をして頂ける付き添いの方の物ではないので無理は言えませんでしたが、立ちでの構図が15枚前後、座りでの構図が15枚前後であると言う事で仕上がりとしては良かったです。

まとめ

入場料金のみで衣装体験が出来る平安装束であると言う事でこちらの小野市立好古館さんの平安装束の衣装体験は人気がありますが、ボランティアスタッフの方の着付けで実際に着付けられた姿としてはきちんとした物になっていました。

交通費の面ではそれなりに掛かりましたが、私の場合は他所の衣装体験のついででの訪問でしたので実質的には三宮から小野、小野から京都までの交通費の扱いでしたのでこれらの料金を加算してでも内容としては良かったです。

文官束帯のみでも十分に交通費の元を取る事が出来るような内容になっていましたが、折角時間を2枠分の90分で対応して頂いたと言う事で文官束帯での撮影が終了すると次なる衣装として十二単を着付けて頂くと言う事で文官束帯を脱がせて頂いて、十二単の着付けの準備をして頂く事になりました。