風雅乃絵姿~時代衣装変身体験と女一人旅~

時代衣装、平安装束の変身体験の魅力と女一人旅の魅力を紹介しています。

MENU

良い構図で写真を撮影して頂く為に。(平安装束衣装体験野外編)

新着記事

平安装束の衣装体験は基本的には室内での体験や撮影になりますが、壺装束等の外出着の設定の衣装では時間制の扱いで野外への散策をしてその場での撮影をする事も可能です。 撮影をする場合では店舗のスタッフの方が付いて構図を指導して頂く事は少数派で、基本的には体験者同士での撮影をするか付き添いの方に撮影をして頂くかの形になります。 前回の記事では平安装束の衣装体験での室内の撮影での構図の一例を紹介しましたが、このページでは野外の撮影での構図の一例を紹介します。 (2025年4月18日制作)

fuuga-no-esugata.hatenablog.com基本的には型に嵌った構図の指導がない形になりますが、外出着での設定の構図の取り方を知っていると単に外出をする事だけには留まらない平安装束の衣装体験への新たな魅力が感じられるでしょう。 このページでは衣装の一例として壺装束での野外の撮影で紹介します。

写真は2012年4月に時代やさんで衣装体験をした壺装束の物ですが、壺装束姿の場合は野外への散策も可能になっています。 時代やさんの場合では野外への散策が可能な平安装束系の衣装で言えば壺装束と牛若丸(衣装の形式としては水干)になります。 近年の嵐山周辺では外国人の観光客の方が多いので撮影をする技術力もかなり必要になりますが、外出する事自体は可能ですので興味を持たれた方は散策してみても良いでしょう。

平安装束姿の野外撮影は女性の設定の衣装の場合では壺装束が基本の形式になります

平安装束の野外への散策は女性の設定の衣装では壺装束が基本的な衣装の形式になっています。 壺装束と書いてもどのような物を想像するのか分からないと言われる方もおられますが、京都三大祭の「葵祭」の女官役の衣装と良く似た形式の衣装を想像して頂くとに分かりやすいと思います。 「葵祭」の女官役の衣装はメイクやかつらの設定もあって正絹の素材の高級な物になっていますが、店舗や学術施設の壺装束の場合では野外への散策をする事が前提で作られている事があって化繊の物である事が多いです。

写真は2012年8月に時代衣裳熊代屋さんで衣装体験をした壺装束の物になりますが、女性の設定の平安装束、それも野外への散策が可能な物ともなるとこのような形式の衣装が基本的な設定になっています。 袴が切袴や巫女袴になっていて、袿の部分は裾をつぼめた物になっています。 それに加えて懸け帯と懸け守が装飾品として付けられて持具として市女笠や杖が用意されています。 壺装束で使われる袿は単がある場合と略されている場合がありますが、学術施設系の壺装束の場合では略されている場合が多いです。

単がある形式の壺装束も存在しています

写真は2012年4月に紫式部公園で撮影をして頂いた壺装束の物ですが、この時は地元の衣紋者の方に自前の袿を壺装束の形に着付けて頂いての野外での衣装撮影になりました。 体験用の壺装束の場合は単が含まれていない場合が多いですが、自前の袿を使用した場合では単がある形式での壺装束も可能です。 単があるだけでも豪華さが違うと言いますかそのような感じになっています。

壺装束での基本的な構図は存在しています

壺装束では基本的には市女笠を被って、杖が用意されると言う事で利き手で杖を持つ為にもう利き手ではない方の手の可動域としては少ないです。 利き手ではない方の手は杖に添えるような感じにすると自然な雰囲気でしょうか。 足元は揃えるか内側に向けてのカタカナの「ハ」の文字を意識しての立ち方をすると自然な形で仕上がります。 杖は真っ直ぐ持っても良いのですが、身長が低い方の場合では少しだけ斜めに持つと脚が長く見えます。

写真は2012年8月に熊野古道館さんで衣装体験をした壺装束の物になりますが、壺装束での基本の構図としてはこのような物になります。 足元は揃えている状態にしていますが、内側に向けてのカタカナの「ハ」の文字を意識しても綺麗に仕上がります。 顔の出し方は体験用の壺装束に付属されている市女笠の場合では真ん中の所までは虫の垂れ衣と言われている生地が掛かっていないので、生地と生地の隙間から顔を覗かせる形での構図になります。

写真は2016年4月にみやじま紅葉の賀さんで衣装体験をした壺装束の物になりますが、このような形で右手(利き手)に杖を持ち左手(利き手ではない方の手)で市女笠の虫の垂れ衣の所に添えている状態の構図で撮影しました。 杖を少し斜め気味に持ち足元は内側を向けてのカタカナの「ハ」の文字を意識しての立ち方になっています。 基本の構図としてはこのような形の物が主たる構図になっています。

基本的な構図に慣れると応用の構図でも撮影する事が可能になります

基本の構図に慣れるとと言いますか、野外への散策で動いていると動く事に慣れて来て、時には基本の構図の設定ではない写真の撮影がされる事もあります。 これから紹介して行く写真は応用の構図で撮影をしての物になります。 壺装束姿で野外撮影と言っても色々な構図や背景の風景があるだけに奥が深い物になります。

写真は2012年4月に時代やさんで衣装体験をした壺装束の物になりますが、応用の構図の一つとしてはこのような感じで左手(利き手ではない方の手)を市女笠の縁の部分に手を添えるような形の構図があります。 写真の場合では左手で市女笠の縁の部分を持っているような構図になりますが、壺装束での動きにある程度慣れて来るとこのような構図でも撮影をして頂く事が可能です。

写真は2016年4月にみやじま紅葉の賀さんで衣装体験をした壺装束の物になりますが、応用の構図の一つとして杖を持っていない方の手で市女笠の虫の垂れ衣を広げている状態の構図で撮影した物になります。 応用の構図としては多くが市女笠や市女笠の虫の垂れ衣の形を活かした物になりますが、そう言った構図での撮影が出来ると構図の幅としてはかなり広がって来ます。

市女笠を外して手で持っている構図で撮影する事も可能です

壺装束と言われると市女笠を被った姿が基本的な物になりますが、時代行列の女官役のように市女笠を手に持っている構図でも撮影してみると良いでしょう。 市女笠を手に持っている構図の時には市女笠を無くさないように注意を心掛ける方が良いです。 こう言った構図での撮影も構図違いの物としては十分な物になっています。

写真は2012年4月に紫式部公園で撮影をして頂いた壺装束の物ですが、市女笠を手に持っている構図で撮影をして頂きました。 基本の構図とほぼ同じ形ですが市女笠を手に持つとそれだけでも印象としては違った物になって来ます。 メイクやかつらの設定がある本格的な店舗系の場所で壺装束を体験される場合ではこのような構図でも撮影するとまた雰囲気が出ていて良いでしょう。

写真は2012年4月に時代やさんで衣装体験をした壺装束の物になりますが、こちらも市女笠を手に持っている構図で撮影をして頂いた物になります。 市女笠は店舗や学術施設によって装飾紐の作りも微妙に異なって来ますが、構図を変えるとそのような細かい仕様の違いを感じ取る事が出来るので店舗ごとの仕上がりの違いが分かる所が出て来ます。

後ろ姿の構図も撮影して頂くと資料的な価値も出て来ます

基本の構図としては正面、もしくは斜め45度の面での構図が多いのですが、後ろ姿で撮影をして頂く事も良いでしょう。 後ろ姿で撮影をして頂く時の利点としては、顔出し出来ない方でも補整をせずにそのままSNS等に撮って出しで投稿出来る事になります。 また、後ろ姿の場合でも市女笠の細かい仕様の違いが出ていて基本の構図では見えて来ない側の写真が見られる所が良いです。

写真は2012年8月に熊野古道館さんで衣装体験をした壺装束の物になりますが、市女笠を被っている姿で後ろ姿になっている状態の構図で撮影をしました。 後ろ姿の場合では顔は出ていませんが衣装が持っている雰囲気がそれとなく伝わっている状態の写真の撮影が可能です。 SNSにもこのような感じの写真が投稿されている事が多くありますが、顔出しする事に抵抗がある方にも気軽に使う事が出来る構図ですのでこう言った構図での撮影はお勧めです。 市女笠の虫の垂れ衣は顔をぼかせる要素もあるだけに便利な物になっています。

平安装束を着て野外で撮影する場合での構図例を紹介しましたが、主にこのような形で4種類の構図が基となっています。 他の構図もありますが、上記の構図の一部を変えて見たり等ですので基本的にはこのような感じでしょうか。 壺装束の場合では足元が祭用の草履になりますが、舞妓の変身体験のおこぼや現代の礼装用の着物の草履と比較すると底に厚みがなくてつまずき難いですが、衣装の重さがありますのでまずはそれに慣れる事が重要になって来ます。